私服万歳
第84回生 藤田直也



CHECK IT OUT!!

1 イントロ
この学校は私服OKなんで、僕ら生徒はどんな服を着てもよいわけです。ところ で僕はこの私服の制度のおかげで少し成長することができました。一体どうい うことなのか?それを今から語っていきたいと思います。

2 ジャージ、トレーナー
僕は中2頃まで全く服というものに興味がありませんでした。て言うか、外見 に全く気を使っていませんでした。最近の若者と言えば、髪の毛を染めて、有 名スポーツブランドのTシャツかパーカーかなんかを着て、リーバイスとか EDWINとかのはき古したジーンズをはいて、靴はナイキじゃのコンバースじゃの レッドウィングじゃのをはいていようものなのですが、僕は全く違っていまし た。夏はポロシャツに半パン、あとは常に数枚のトレーナーと2本のジャージ をすり切れる程着回ししていました。家の中ではもちろん、家の外(三宮とか) でもそんな出で立ちでした。(しかもトレーナーをジャージの中に入れて)中学 にはいると父からは「小学生をそのまま大きくしたみたいやな」と言われ、姉 からは、「ダサダサやん」と言われました。・小学校の時は全くそんな事は言わ れなかったのに、だんだん年を重ねるにつれて周囲の目は変わってきました。 僕はそれまでと違った格好をするのを恥ずかしいと思っていました。また気楽 な格好をしていたかった。また中学校では制服だったために自分と同い年の人 たちがどんな格好をしていたかも分からなくて、外部からの刺激もありません でした。まあそういったわけで僕はトレーナーにジャージを続けていたのです。 しかし、中2の終わり頃になると僕にも転機が訪れました。高校では私服。そ れを知った父が僕を見かねて自分のおさがりの服を引っぱり出してきました。 それはほとんどはいたことのない白のチノパンでした。フロントにチャックの 付いているズボンでした。とりあえずはかされました。最初は「硬い」「息が苦 しい」などと思っていたのですが、すぐに慣れました。鏡の中には大人っぽい 自分が。なんだかいろんな服を着てみたい。その頃からでしょうか、僕が服に 「目覚め」たのは。その後、僕はそれまでの子供の服から卒業し、年相応の服 ばかりを買っていきました。(ユニクロなんかが非常に役に立ちました)


モデルもびっくり!?

3 いよいよ私服の世界が
中学校を卒業し、いよいよ私服の高校。入学式では最初は自分は服装で浮いて いないか心配でしたがそういうこともなく、無事に高校の生活を始めることが できました。やはりみんなはガキみたいな格好はしていなかった。もしあの格 好のままで学校に来ていたら…と考えると凍り付くところです。こう言うと大 げさですが、今まで一人で買って服を楽しんでいましたが、これから毎日はそ れらを公にしていかなければなりません。それから毎日は、自分が服に目覚め てから自分で買ってきた服に毎日挑戦していくといった感じでした。毎日着て いく服をかえ、重ね着をしてみたり、色を統一してみたり…。人は自分の格好 をどう思うか、そこには一種のスリルみたいなものもあって面白くなります。 毎朝着ていく服を決める時間が長くなりました。全く昔とは大きく変わりまし た。そのうちに僕は他人の服装に目がいくようになりました。そしてだんだん 人に会う時まず服装をみるようになってきました。そして自分の服装にとれ入 れていこうなんて思いました。とにかく、小・中学生時代にはしていなかった 行動を僕はとるようになりました。

4 成長
こうやって自分を振り返ってみると、僕はなんだか服に目覚める前と後とでは なんか違ってるな。と思いました。精神的に成長したと思えるんですよね。今 考えると、服を拒んでいた時期は日本の鎖国時代のようなもので、いつまでも 殻に閉じこもっていたと思うのです。服を受け入れて、いろんなものを着だし た時期は、明治維新が起こり、新しい文化が入ってきたのと同じ事とと思う。 服に目覚める前はジャージやトレーナーしか服を知らなかったのに、今ではジ ーンズやフリースを知っています。服に関する知識も増えました。また外見だ けを飾って内面を磨かないのは良くないと言う人もいますが、外見を飾ること で内面が成長することだってあるのではないでしょうか。僕はあの白いチノパ ンをはいたとき鏡に映る大人っぽい自分を見て「あ、そうか。俺はもうすぐ大 人なんだ」と思って心が引き締まりました。服を毎朝自分で選ぶということは 決断を迫られます。また服を選ぶということで、僕は周りの人に不快な感じを 与えないようにしようという小さな社交術も身についたと思います。その他に も配色や着方などなど。制服ではなかなか得られないことを知ることができた と思います。

5 アウトロ 
僕は今回衣服のおかげで成長することができましたが、それだけではまだ十分 ではありません。やはり人間、他にももっと経験を積んでいかなければ。まあ そういうわけでこれからも頑張っていきたいと思います!


これからどんな服を着ようかな?


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